シアバターとは?

シアバターについて



シアバターの実


シアバターは、ナイジェリアやマリ、ガーナといったアフリカ諸国に生息する「シアの木」の種子から採れる保湿力の高い植物性油脂です。
常温では固形のため、オイルではなくバターと呼ばれています。

シアの木は主にアフリカの国々に生息しています。

200年ほどの樹齢の木もありますが、実はとても貴重です。樹齢15年ほどでやっと花を咲かせ、さらに10年ほどで実がなるようになります。そして、実がなるようになってからも、3年に一度ほどしか実がなりません。


シアの木が生息している地域では、シアバターは古来から薬として利用されてきました。

その効能は傷や火傷の治療から日焼け止め、かゆみ止めなど幅広く、まさしく万能の薬だと言えます。

一部の地域では産まれた直後の赤ちゃんの全身にシアバターを塗る習慣もあるほどです。

顔や体には、美容クリームとして使用することができます。常温では固体ですが、手に取ると伸びが良くなります。お顔全体ですと、だいたい大豆サイズほど手にとっていただければ、充分伸びます。

皮脂の成分であるオレイン酸が豊富なため、肌に良くなじみます。

使い始めは、ねっとりとしたテクスチャーですが、馴染むとサラッと軽いつけ心地になります。


シアバターの種子



≪シアバター肌への効果≫



シアバターは保湿作用、抗酸化作用、抗炎症作用、老化防止、皮膚軟化作用など
なかでも保湿作用が抜群です。水分をしっかり肌に閉じ込めて、ハリを出してくれます。

そのため、セルライトや妊娠線にもいいと言われています。とにかく乾燥する!!などのお悩みの方や妊娠中のマッサージは、特におススメです。

テクスチャーが少し重めなため、ホホバオイルやアルガンオイルなど他のオイルと混ぜて使用すると、より滑らかになり塗りやすくなります。
ステアリン酸の抗酸化作用と、天然のビタミンEを多く含むことから、シアバターは老化防止にも効果的です。

さらに天然の酸化防止剤とも言われるビタミンEが豊富に含まれています。

そのため、シアバターには紫外線から皮膚を守る働きがあります。

ちょっとした外出時などに日焼け止めの効果が期待できます。

日焼けした後の肌の炎症を抑える働きもあります。

≪シアバター髪への効果≫


なぜ、シアバターが髪に良いのかと言うと、成分自体に秘密があります。

日本では昔から椿油が髪に良いとされ、つげの櫛は椿油を浸み込ませて作られているほどです。

椿油の主成分はオレイン酸で、皮膚や髪に含まれる脂肪酸であり、抗酸化作用が強く、保湿力も抜群です。

シアバターには、オレイン酸と、やはり抗酸化作用の高いステアリン酸が同程度含まれています。

このために、シアバターは髪につけると、すぐになじみ、ハリとツヤをもたらしてくれるのです。

シアバター1つあれば大活躍間違いなしです!



シアバターの精製と未精製の違い



シアバターの精製と未精製と2種類に区別されており、それぞれ特徴や製法も違います。
どちらか一方が優秀というわけではありません。
どちらのタイプもメリットやデメリットはあるので、選ぶ際には注意が必要です。
シアバターは、自分の好みなのかどうか&どういう目的で使うのか&どちらが適しているかによって選ぶことが、とても重要です。




*精製タイプ

シアバター精製のメリット


・色・香りがなくクセがない
・不純物が取り除かれている
・色・香りが取り除かれている
・オイルがサラッとしている
・酸化しにくい

シアバター精製のデメリット


・有効な成分が少ない
・肌への効果が薄れる

*未精製タイプ

シアバター未精製のメリット


・栄養価が高く豊富に含まれている
・精製の約5倍の有用成分がある
・オイルにとろみがある
・肌への効果が高い

シアバター未精製のデメリット


・不純物(アレルゲン)が残っている
・植物の独特な色・香りが残る
・酸化しやすい



精製タイプでは、臭いがなく白色で不純物もしっかり取り除かれているのでメリットは多いですが、有用成分も取り除かれてしまうので、肌への効果が少なくなってしまいます。


一方で未精製タイプは、有用成分や栄養が多く、肌への効果が高いのですが、その分不純物が取り除かれていないので、肌に刺激を与えてしまう可能性があります。

ですが、植物性のオイル・バターは、基本的に化学薬品を使わない方法で精製されているので、どちらのタイプも安全性が高いので安心です。

未精製の効果と使用方法



未精製のシアバターには、豊富な栄養&有効成分がしっかり残っているので、肌への確かな効果が期待できますし、精製よりも溶けやすく肌に馴染みやすいのが特徴です。

未精製シアバターの効果


・肌の保湿力がアップする
・角質(皮膚表面の層)をやわらかくする
・潤いが肌へ浸透しやすくなる
・肌を保護・再生する
・ツヤのある健康的な肌になる

未精製のシアバターには、脂肪酸・天然ビタミンEのトコフェロール・トリテルペンアルコールといった美容成分がより豊富含まれているので、エイジングケアにも効果を発揮します。

未精製シアバターの使用方法




~基本編~

シアバターは、基本的に体のどこの部分に使う時でも、手に取って温めてからオイル状にして使うことが大切です。

それから未精製シアバターならではの、香りが気になる場合には・・・

・エッセンシャルオイルを混ぜる
・成分が吸収されてからお湯で洗い流す

※シアバターを塗ってからしばらく時間を置くこと

といった工夫をすると、香りが気にならなくなって、美容効果もしっかり得ることが可能になります。

~スキンケア編~

スキンケアで使用する場合は、化粧水の後に仕上げとしてシアバターを使うと、より有用成分を肌にしっかり閉じ込めることができます。

より効果的な使い方は・・・

・手のひらを顔に包み込むように密着させる
・じっくり&ゆっくり肌に馴染ませる

より有用成分が肌に行き届いて、肌荒れやトラブルのない、キメの整った肌へと実感します。

~ボディケア編~

乾燥の気になる部分にシアバターを馴染ませるだけでなく、マッサージしながら馴染ませることで、血行が良くなるのはもちろん、筋肉がやわらかくなって、疲労回復効果も期待できます。

~ヘアケア編~

基本的な使い方は・・・

・タオルドライした髪の毛に使うこと
・ドライヤーで乾かす前に使うこと

髪が痛まなくなる・まとまりのある髪になります。

精製シアバターの効果と使用方法



精製されたシアバターは、香りも気にならないのはもちろん、不純物が取り除かれているので、刺激がなく肌に優しいので、負担を掛けずに使うことができます。

精製シアバターの効果


・肌荒れが安定してくる
・肌のダメージを改善する
・健康な肌を取り戻していく
・肌の水分量が守られる

未精製シアバターに比べると浸透性は低いのですが、精製シアバターは皮膚をコーティングすることで、肌の水分量を守る効果を発揮してくれます。

精製シアバター使用方法



~基本編~

シアバターは、顔の保湿にだけでなく、あらゆる乾燥の気になる部分に使うことができます。
ハンドクリームやリップクリームなどとしても使えるのでおすすめです。

未精製シアバターと同様に常温では固形なっているので、手のひらでじっくりと温めるようにすると、オイル状になって肌に馴染みやすくなります。

~顔・首元編~

乾燥がひどく、日中だけでなく夜の保湿クリームとして使う場合・・・

①手のひらで乾燥が気になる部分に適量を薄くのばして温める
②温めた蒸しタオルを顔にのせて血行を良くする

こうしたスペシャルケアをすることで、より保湿効果が高くなります。

~口元編~

口元は乾燥しやすいので、パックをするとよりうるおい効果が高まります。

①蒸しタオルで唇を温める
②シアバターを厚めに塗る
③その上にラップを口元に貼る
※約3分間パックする

~目元編~

小じわや乾燥が気になる目元には、とくにシアバターがおすすめです。

①まぶた・目の下・目尻にシアバターをやさしく馴染ませる
②シアバターとセラミド配合の保湿クリームも一緒に使う

シアバターだけでもうるおいますが、精製シアバターを使う場合は、さらに浸透力の高いセラミド配合の保湿クリームを使うと、より肌の保湿効果がキープできます。

精製シアバターと未精製シアバターの危険性や臭いについて



〈精製シアバターの危険性〉

精製シアバターはろ過による精製の場合は肌に危険性や副作用もなく問題ありません。
しかし、ろ過ではない薬品漂白による精製をしているメーカーもあるようなので、精製方法によっては危険性が高くなる場合があります。

〈未精製シアバターの危険性〉

不純物が取り除かれていないので、アレルギーを起こしてしまう可能性があります。
肌の弱い方や敏感肌の方は、使用する際には必ずパッチテストを行うようにして下さい。

〈精製シアバターの臭い〉

精製シアバターは香りなどの不純物を取り除いているので、ほとんど無臭でにおいが苦手な方に向いています。

〈未精製シアバターの臭い〉

未精製シアバターは、ナッツのような独特なにおいがするので、においに敏感で苦手な方には向いていませんが、この独特なにおいに抵抗なく好んで使っている方も多いようです。

精製シアバターと未精製シアバターどちらが肌に良い?



基本的にシアバターの成分は主に、人間の皮脂に良く似た脂肪酸なので、肌に優しく刺激がないので、安心して使うことができます。
ただし、精製と未精製とでは肌への影響に違いがあるので、どちらかを選ぶ際には、
ご自身の肌質や肌の状態しっかり確認してから選ぶことが大切です。

精製シアバタータイプ


製造工程において、不純物を取り除いているので、刺激や香りも少ないです。
それから、品質的にも安定しているので、どの肌質の方にも安心して使えます。

〈おすすめの肌質〉
敏感肌・乾燥肌・アトピー肌

未精製シアバタータイプ


精製していないので、天然シアバターで香りや色も自然です。
ですが、不純物が残っているので、肌質によっては刺激を感じてしまう場合があります。

〈おすすめの肌質〉
普通肌・混合肌・脂性肌



シアバターを使ったヘアパックの方法




  • 1. 手のひらにシアバターを多めにとり、両手で温めて溶かします。お風呂だと簡単に溶けてすぐに使えます。

  • 2. 髪全体に伸ばします。

  • 3. 頭皮をやさしくマッサージします。

  • 4. 普段と同じようにシャンプーします。



シャンプー剤は、汚れと一緒に髪の表面の皮脂も洗い流します。

その時に、必要な皮脂も一緒に流してしまうと、髪がパサつく原因となります。

その点、シアバターを先につけておくと、皮脂と似た成分のシアバターが髪になじみ、シャンプーした時に不要な汚れは洗い流され、必要な皮脂は髪に残ります。シャンプー後のツヤツヤでしっとりの髪にうっとりとしますよ。

髪につけた後、頭皮につける時に全体をくまなくマッサージすると、頭皮ケアにもなります。この時、地肌を傷つけないようにやさしく指の腹でマッサージするのがコツです。頭皮のクレンジングにもなりますし、必要な皮脂は残るので頭皮の保湿にも効果的です。

時間がないときのケア方法は、シャンプー後に毛先だけつけてみて下さい。

少し時間を置いてからいつものコンディショナーやトリートメントを使ってみてください。
それだけでも、乾いた後のフワフワ感がいつもと違ってきます。

ヘアワックスとしても優秀です。シアバターを手に取り、溶かします。

市販のヘアワックスよりも少なめで十分です。

あまりつけ過ぎるとベタつくので気を付けましょう。

自然な動きをつけたり、パサつきを抑え、ツヤ感を出してくれます。

紫外線からの保護もしてくれます。髪に使ったあとは、そのままハンドクリームとして手になじませたり、リップクリームにもなったり、持ち運びも楽チンで外出時もバックに一つあれば、なんでも使える!とってもオススメです。


未精製シアバターと精製シアバターまとめ



精製シアバターと未精製シアバターの成分は同じであっても、製造工程に違いがあるので、それによって、メリット・デメリットにも様々な違いが出てきます。

どちらかが良いというのではなく、肌質はもちろん、好みや目的によって合う・合わないがあると思います。
ですが、シアバターには肌に良い成分が豊富に入っているので、乾燥肌対策やエイジングケアを始めたいという方には、とくにおすすめですね。


シアバター


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